【書評】別冊映画秘宝 アニメ秘宝発進準備号 オールタイム・ベスト・アニメーション (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

序文 なぜいまアニメなのか

手にとった経緯

  1. 宇川直宏氏の「好評につき売り切れ」とのツイートを見る(引用)
  2. 表紙イラストの作者がうとまる氏のため
  3. あさりよしとお氏他の寄稿がある P.44 – 45

宇川直宏氏の寄稿については P.56 – 57
宇川直宏氏および彼が主宰するネット動画 DOMMUNE について別途言及予定
うとまる氏および彼のイラストレーションを用いた ORESAMA の MV について別途言及予定
個人的に、代表作に「るくるく」が含まれていてほしかった

言及されており鑑賞済み(テレビ連載・映画問わず)、かつ個人的に気に入っている作品(順不同)

  • うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
  • クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦
  • クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
  • ルパン三世 カリオストロの城
  • 名探偵ホームズ
  • デジタルモンスター ぼくらのウォーゲーム!
  • 風の谷のナウシカ
  • この世界の片隅に

今後観てみたい作品(テレビ連載・映画問わず)

  • キルラキル
  • 電脳コイル
  • じゃりン子チエ
  • 天元突破グレンラガン
  • 機動警察パトレイバー

書籍内で言及はないものの、好きな作品

  • サイボーグ009(平成版)
  • 炎の転校生

総評

アニメ映画(邦・洋問わず、また一部にテレビ連載作品なども含む)の感想を作画担当者や映画評論家、アニメ製作者など各著名人の記載がある。

通読できていないが、記事内容のボリュームが多く非常に情報量が多いと感じる。一部、アニメ映画だからこそ実写映画との比較がなされてしまうことへの言及もある。

【書評】新装版 日本字フリースタイル・コンプリート: たのしい描き文字 2100

この本を手にとった理由

もともとタイポグラフィに興味があった。また、学生時代に手書き文字の描き方を習った為、それについて詳しく知りたいと思った。

あらすじ

タイポグラフィ作品が 2,100 点もの膨大な量が収録されている。

引用

感想

タイポグラフィについて、実例を踏まえて当時の作品が収録されている本著は当時の状況を知ることのできる貴重な資料だ。その作品が多数見れる本著は、タイポグラフィについて知りたい私やグラフィックデザイナー、あるいはデザイナーを志す学生や若い世代にとっても有益な情報になり得る。

まとめ

こういう人におすすめ

タイポグラフィに興味のある学生、グラフィックデザイナー。

次に読みたい本

—–

【書評】祖父・小金井良精の記

星新一氏の祖父であり、明治〜大正、昭和時代にかけて活動された、生物学者である小金井良精氏の半生について綴った本。

彼がどういった生い立ちで、明治の終わりということもあり、明治維新、倒幕から逃げるところ、どうやって大学教授となり民俗学を学ぶことになったか、ということが書いてある。また、周辺の森鴎外氏やドイツ人教授といったことについても言及がある。

縄文時代とアイヌ民族

書籍内では「アイノ」と表記されている。これは、良精氏の「できるだけ口語に則った記述をしたい」とのことから。

彼は人体骨格の研究者で、その縁からアイヌ民族といった日本原住民族の骨格収集を行っていた。北からのアイヌ民族、南からの縄文民族が混ざり合って日本人が生まれた、との記述がある。

アイヌ調査に関する批判

アイヌ文化を保存する会からの批判で、彼らアイヌ民族の先祖の墓を荒らし、頭骨などを持ち帰った、と糾弾されている。良精氏が北海道で調査した際、正当に彼らに依頼することなく墓を荒らし持ち去った−−とのことだ。

森鴎外氏らとの交流

文学界で著名な森鴎外氏、その息子於菟氏などとも交流が深かったようだ。また、他に見知った名前では島崎藤村の名前もあった。

フロックコートについて

当時彼らが着ていたのがフロックコート。クラシックで厳格なイメージがある。

【書評】 星新一 一〇〇一話をつくった人

本の内容

星新一氏の半生について綴った本。妻__や父・星一、祖父小金井良精といった周辺人物から本人の関係性を紐解いている。

学歴コンプレックス

なんとなく私が学歴に対してコンプレックスがあったのは、彼の作品や生い立ちが影響しているのではないか。というのも、彼自身理系の大学卒で優秀だった。また小学校もお茶の水女子小学校から始まりエリートコースを歩んでいる。無論、父の会社を引き継ぎ倒産ということもあったのだが、基本的には学業が優秀で医学や天体・宇宙などの知識も豊富である。

学歴だけが人を決めるのではないとは思うが、それは特に学のない私から言えば単純に負け犬の遠吠えである。だからこそ、自分に学がないことを恥じ、学歴に囚われてしまっているのだろうと感じている。

もし幼い時に学ぶことの面白さーー学歴の重要性ーーに気づいて、貪欲に知識を吸収していたとしたら、私の人生も変わっていたのかもしれない、と今になって思う。思うのだが、逆に今この生涯を生きているからこその人生でもある。今の人たちとの出会いはないし、もし…だったら、などというくだらない幻想に想いを馳せるような歳でもない。そろそろそういった幻想からは抜け出さなければならないのだ。

仕事に対して

星一氏の実業家としての考え方を尊敬する。「親切第一」「協力第一」と言った当時としては先進的な考え、経営者としての力ーー残念ながらそれは形として残ることはなかったがーー、周囲に与えた影響、自分の金を惜しみなく教育や周りの困っている人に投資する。そういった点が私の目に格好良く映る。

星製薬会社

新一氏が父親の星一氏から引き継ぐこととなった製薬会社。その顛末が周辺人物の関わりとともに描かれる。

が、内容は今見ても難しく、非常に暗く、重苦しい雰囲気が漂う。これが面白いと感じるようになったのは、年齢の関係もあるのだろう。おそらく今までの年齢では、これを面白いとか積極的に読みたいという思いは少なかっただろうし、会社や企業に関わることなど我関せず、で全く興味がなかったに違いない。

それが、今では当時どんな問題があったのか、それを解決させるためにはどうすればよかったのか−−などと考えるようになった。これはやはり、社会人として多少なりとも経験ができ、自分でも感ずるところができてきたのが大きいのだろう。

なかなかこの問題は解決されず、父親の死、継承問題、さらに銀座でのバーの話、後述する SF クラブ加入の話などが入るため、相当なボリュームが割かれている。

SF クラブ加入

彼が SF クラブ加入に至った経緯、設立者との関係、そしてどうやって「星新一」として売り出していくか…が書いてある。

彼の他と違った視点・文体は、デビュー作「セキストラ」で証明される。

読了

複雑。無論、良いことばかりだけではなかった。

父親の事業失敗が後年、彼の人生においてずっと暗い影を落とすことになる。ショートショートを書き続けたが故に、ショートショートから逃れられなくなる。一つのことにこだわり続け、その逆を進むことは彼が●●に対して言った「…」の言葉がそのまま彼自身に返ってきている。彼自身がショートショートから逃れられなくなったのは、主にいくつかの原因があるのではないか。自分の作品に真摯に向き合った結果、常に時代に合わせて表現を変え続けた。だがそれは、時事風俗を除くが故に、常に自身の作品が風化してしまうという恐怖との戦いとなってしまう。彼自身もっと上手くやればもっと長生きできたのかもしれない。

一言で言うと?

難しい。彼が作品を生み出し、1001編という膨大な数を生み出したのは、彼にショートショート作家という肩書きを確かなものとし、逆にその肩書きから逃れられない、障害、ショートショート作家として生き続けなければならなくなってしまう結果をもたらしたのではないか。彼もいずれは短編・長編小説を書いてみたいと言っていたが、ショートショートを書き続けなけれはならなくなってしまった。そういう見方もできるのではないか。

単純に「1001話を書いてすごい人でした、めでたしめでたし」ではなく、その作業を達成するが故の悲哀が感じられた(いろんなものやことを犠牲に成り立っている、例えば…父親の事業倒産、これがなければ「星新一」はなかった、義理の兄弟の存在…など)

【書評】沈黙

遠藤周作の名前を知ったのは、この「沈黙」という作品を読んだのが初めてである。当時、私はキリシタンという異教徒として迫害される人たちがどのような苦難に遭っていたかということに興味があった。

そもそも”迫害を受ける異端者”という形式に興味を抱いたのは、ユダヤ教徒として迫害され、彼の地エルサレムから追放される人々のことが頭にあったからだ。それでいわゆる悲劇的な、シオニズムに通じる彼らキリシタンの事柄について興味を持った流れも自然といえよう。

また、作品が映画化されることを聞き、まず原作であるこの小説を読んでおきたい、と感じたのがこの本を読むに至った理由の一つでもある。

作品では長崎に滞在していたオランダ人宣教師の同胞が迫害されているとの報を本国で宣教師の二人が受け取る場面から始まる。彼らがなんとか長崎に赴き、当国のキリシタンたちの助力も得ながら、接触を試みる。だが、キリシタンを異端として処刑する大名に見つかり、彼ら二人も離れ離れになってしまう。

迫害を受けながらも神への信仰を止めない信者たちと、棄捨を迫る日本の大名たちの二立構図で物語は進む。最終的に宣教師がとった行動について、私はどうにか彼が自分の信念を守ることはできなかったのか、と、もやもやした気分を抱えることになった。

が、それは同時に私にとってある種の諦めとして理解できないことでもなかった。自らの信仰を守るがゆえに死ぬことが、果たして望むべきことなのか−それは私にも常に問いかけられるテーマとしてのしかかって来られるように感じた。

【書評】公園対談 クリエイティブな仕事はどこにある? | 是枝 裕和, 樋口 景一

なぜ買ったか?

是枝監督の対談ということで、彼の作品「万引き家族」が話題になっていたのもあり、彼が何を考えているのか知りたく、またクリエイティブということは何か最近考えていることもあり、購入した。

どんな本か?

対談。春篇~冬篇の4章。それぞれがクリエイティブについて、語っている。

心に残った一節

萩元晴彦「(略)世の中にはクリエイティブな仕事とクリエイティブでない仕事があるわけではない。どんな職業であれ、その職業にクリエイティブに向き合う人間と、クリエイティブに向き合わない人間がいるだけだ。(略)」

P.97 L13 –

目的と手段が逆転していないか。

P.165 –

(略)利益を生むのは結果であって、まずは社会に何ができるか(略)

P.163 L7

離職率が高いことに悩む IT 企業の例。

P.175 L3

最適化によって、(略)余白をつくる行為が極端に少なくなっています。

P.178 L6

考えたこと

  • 全ては広告につながる 商業的価値、それが正しいのか?
  • 検索サイトは間違ったことをしたのかもしれない。すべてが検索でわかる世界。検索という答えが簡単にわかってしまう世界。ウェブはすべて正義なのか?

今後購入したい本

「デザインのデザイン」 原研哉