PENTAX K1000 購入。フィルムカメラの魅力、作例について
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PENTAX K1000 という中古のフィルムカメラを購入した。

PENTAX K1000 外観写真。今見ると、レトロ・クラシックな外観がかっこよく見える

再びアナログな感覚で写真を撮影したいと考えている人には、フィルムカメラをおすすめしたい。以下からは、私がフィルムカメラを購入した理由、お勧めする理由について書きたい。

私がフィルムカメラを購入した理由

購入した理由は、いくつかあるので、その理由を述べたい。

その場の空気感をそのまま閉じ込めたような仕上がり

まず、フィルムカメラでしか残せないこともあるのではないかと思ったからだ。

フィルムカメラは、デジカメのように手軽に撮った写真を見れないし、現像しなければならないので費用がかかる。また、マニュアルカメラは露光やピント、絞りなどもいちいち調節する必要がある。

だがその分、1枚1枚を大事に撮るのではないかと考えた。どこかのサイトで見たのだが、現像した写真にはその場での回覧性がある、と書いてあった。つまり、デジカメで撮った写真よりも、現像した写真を持ち寄って、周りのみんなと共有することができる、という考えだ。

逆に、デジカメで撮った写真は(特にスマホなどの場合)、 SNS に投稿することで、多数の人の目に触れる機会が触れる。それもそれで良い考えだが、ある程度クローズドな写真(家族の集合写真や友達と遊びに行った写真)などは、やはり身内で完結したいと考えることが多いのではないか。

私も、家族写真をネットに上げて見てもらいたいという気持ちはあまり沸かない。

懐かしい独特の雰囲気

2点目。フィルムカメラの色味に新鮮さを覚えたからだ。参考になる写真を後ほどいくつか上げたいが、昔ながらのレトロな雰囲気が好きで、そういった写真を撮りたいと思ったのも、フィルムカメラを購入した理由の一つだ。

今、デジカメで撮った写真が多く溢れている。その写真は、デジタル特有の色味で、細部も精細すぎて、情報量が多く感じる。もちろん、設定によってコントラストを下げることもできるが、フィルムカメラで撮った写真のほうが、色味を自然に感じることができるだろう。

フィルムカメラの入手方法について

フィルムカメラは、現在どのメーカーもほぼ製造していない。そのため、入手するには中古品を買うことが多くなるだろう。

また、少し前からフィルムカメラの流行というのが来ていて、最近はそのおかげか、安くて手ごろな価格帯のものが少なくなってきているらしい。私が訪ねた中古カメラショップでも、店員が「最近若い人が中古カメラを求め、安くて品質の良いものは一通り売れてしまった」と言っていた。

そのため、中古品でも、程度の良いものはかなり高価になるようだ。私が見ていた時も、カビやミラー部分の曇りなどがない程度の良い個体は、たとえ発売当時が廉価版のものであったとしても、総じて1万円を超えていた。

そういった意味で簡単にフィルムカメラを始めるということは少し難しくなってきているのかもしれない。逆に、今がフィルムカメラを始める最後のチャンスと言えるかもしれない。

PENTAX K1000 について

京都駅にある「カメラのキタムラ」さんにて、店員の方に初心者でも扱いやすい、手ごろな価格のものを教えていただき、 PENTAX K1000 にした。こういうのはこだわりだすときりがなさそうなので、あえて詳しく調べずに店員さんに勧めていただいたものを購入した。

PENTAX K1000 は、最近、といっても20年前になるが、 1997年まで製造されていたようだ。購入したモデルは、底面に「 MADE IN CHINA 」との記載があったので、後期の廉価版モデルだろう。

大きさは隣に展示されていた PENTAX ME より大きいが、重量が PENTAX ME より軽かったので意外だった。昔のカメラだし、大きさに比例して重くなると思い込んでいたのだ。といっても、ずっしりした質量を感じるので、おそらく 500g 以上はあるのではないか。

見た目以上にずっしりとした質感。中身がギュッと詰まっている感じがする

撮影した写真や現像方法について

現像には、店舗にて行うか、ネットで現像サービスをしてくれる会社もあるらしい。この辺りは、実施したらいずれまとめたい。まだ10枚程度しか撮影していないので、現像して実際に仕上がりを見るにはまだまだ時間がかかりそうだが、こうやって少しずつ残していきたいと思う。

レンズ

以下のレンズを使用している。

PENTAX 50mm レンズ

カメラ本体を購入した時、同時に 2,700円程度で購入した。

使用しているフィルム

コストと、まだ練習用ということで、富士フィルムの業務用24枚撮り・ ISO100 フィルムを使用している。

暗所には弱いが、とりあえず練習用

作例

まずは練習ということで、フィルムは、 FUJIFILM の業務用 ISO100 を使用。

写真を現像したものを、 iPhone のカメラで撮影しアップロードしているため、若干色味などは変わってしまっているが、実際の写真もおおむね同じような仕上がりとなっている。

最初の数枚は、フィルムの巻き上げがうまくいっておらず、写真中央で半分に切れてしまった。

これからフィルムカメラで思い出を残していきたい

フィルムカメラに関しては素人同然の初心者なので、撮影方法や設定手順もほとんど知らない状態だ。皆さんのおすすめのフィルムカメラや撮り方など、教えていただければ幸いだ。

フィルムカメラで写真を撮るのは、撮ったその場で確認することができないし、もしかしたら失敗しているかもしれない。そういった怖さもあるが、それもフィルム写真の醍醐味として、いろんな思い出を残していきたい。

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