前回、 FMV LIFEBOOK AH30/K の、 CPU を Celeron 1005M 1.90 GHz から Core i3-3120M 2.50 GHz へ換装し、メモリ空きスロットに DDR3 PC3-12800(1600MHz) 2GB へ増設を行いました。
今回は、 SSD と省電力タイプのメモリを購入したので、内蔵ストレージを SSD に交換 し、RAM (メモリ)を省電力タイプへ交換 しました。
この記事を参考にしていただく場合の注意
この記事では、主に SSD のハードウェア的な交換作業のみ を参考としていただけると嬉しいです。
この記事には掲載していませんが、私は HDD から SSD へのデータコピー(パーティションコピー作業)を行いました。その際一部作業に不手際があり、ストレートに作業が完了できなかった ため、そちらは記載しておりません。
ですので、あくまでこういう風に作業をした、ということで、ハードウェアの部品的な交換作業のみ記載しています。
作業前の注意
今回もメーカー保証対象外となる作業になりますので、くれぐれも自己責任でお願いします。特に HDD は万が一故障やデータ移行が失敗して物理的・内部的に破損してしまうと、これまでのデータが失われてしまいます。
今回のような部品の交換以外にも、万が一に備え、バックアップは日ごろからこまめに取っておく ようにしましょう。私も重要なデータはあらかじめ外付 HDD などにバックアップを取る などして対策しています。
最近はハードストレージのほかに、クラウドサービスを利用する方法もありますが、本題から離れますのでまた別の記事にまとめます。
RAM 換装
前回、間違って購入してしまった通常タイプのメモリから、省電力タイプの DDR3L PC3-12800(1600MHz) 2GB の中古品をじゃんぱら京都店 にて500円で購入し、交換しました。中古ですが、500円とは安いですよね。
2GB で 500円。安すぎる…
交換手順については前回の記事 にてご紹介していますので、今回は省略します。
内蔵ストレージ ( SSD ) の購入
前回の記事でサンディスクの250GBの SSD を Amazon で注文し、約4,800円で購入する予定 でした。しかし、在庫が切れたのか発送時期が未定となってしまい、購入のめどが立たなくなってしまったのでキャンセル しました。
その後、 SSD の値段が徐々に値上がりし、 250GB で5,000円を超えるようになってしまいましたので、購入に躊躇し、 SSD の交換はいったん保留にしていました。
前述のじゃんぱら京都店に行ったついでに、パソコン工房 京都寺町店 にも行ってみたところ、店頭で「パンサー」というメーカーの SSD が 120GB 2,700円 、 240GB 4,700円 でセール販売されていました。
そこで本当に 240GB 必要か考えてみました。使用用途としては、妻の実家である、自営業店舗のデータ整理 や、普段のインターネット動画を見るのにブラウザを使用 する程度。
そんなに大量のデータを扱わないため、最低限の容量で問題ないだろう、という判断で、当初の予定から容量は半分になってしまいましたが、 120GB を購入 しました。
パンサーの SSD 表面
パンサーの SSD 裏面
もし 240GB を購入しても、どちらにしてもソフトウェアでのデータコピー作業が発生してしまいます。
では、次からは HDD の交換手順を見ていきましょう。
HDD 取り外し
バッテリーを本体から外し、電源が供給されない状態 にしてください。また、念のため手も静電気除去できるものに触れ、静電気を放電 しておいてください。
Windows8.1 のロゴが貼られている部分に、 HDD が格納されています
本体裏面左下にある蓋部分を外します。2ヶ所ネジ止めされているので、ネジを外します。
HDD を取り外した状態
こちらは外した状態ですが、ここに HDD が接続されています。右側の端子で接続されているので、左側に少し浮かすようにしながらずらすと外れます。
外した HDD は、片側に2ヶ所ずつ、計4ヶ所ネジ止めされていますので、これを外し、同じ向きになるように SSD を取り付けます。
片側2ヶ所ずつ、合計4ヶ所ネジ止めで固定されています
今度は逆の手順で本体と SSD を接続し、裏蓋を取り付ければ完了です。向きが合っていれば自然に入りますが、間違った向きで強引に入れないよう、注意してください。
今まで使っていた 320GB の HDD は、最後に紹介している外付 HDD ケースに入れ、バックアップ用として利用しています。
Windows 10 へのアップグレード
今までは Windows 8.1 を使用していました。SSD への換装が終わり、データコピーが完了し安定した起動が確認できたため、 Windows10 へのアップグレード作業 を行いました。
今回のタイミングまで待ったのは、 Windows10 が快適に動作するには、メモリが最低 4GB ないと動作が重くなり厳しい 、ということでしたので、今回 SSD への換装が終わったのを機に、アップグレードを実施することにしました。
Windows10 へのアップグレード方法は、別のブログ記事を参考にさせていただきましたので、また後日追記しておきます。
交換完了後、動作が非常に早く・快適に。
SSD 交換・ Windows10 アップグレードを行って、電源を入れてから OS の立ち上げまで、体感として 1/3 程度で起動する印象です。ソフトやブラウザの起動なども待たされることなく、快適に使えています。
データのコピーが必要なため若干ハードルは上がりますが、それさえ解決できればほぼストレスなく使えるようになります。 SSD への換装は古くなったノートパソコンを手軽に現役でも使えるようにする方法として、特におすすめ です。