憧れの古道具店。 – 【書評】神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん

「神戸栄町アンティーク堂の修理屋さん」読了。

タイトルの「神戸栄町」の文字が目につき、またアンティークといった古道具にも興味があったため、購入した。作品分類はライトノベルで、文章全体は平易に書かれているため読みやすく感じた。

作品を読んで全体的な印象として、主人公の都合よく話が進んでいるように感じられる部分が多かった。理由として、登場人物との絡みも、最終的には大団円で終わってしまう。作品の流れとしては問題ないのかもしれないけれど、もう少し引っ掛かりがあったほうが作品としては印象に残るのではないか、と思った。

作品自体は神戸を舞台にしていることもあり、見知っている地名が出てくると嬉しくなる。

栄町の古道具屋を主人公が祖父から引継ぎ、そこでもともと働いていた職人の女性と一緒に働くことになり、持ち込まれた古道具を通じて依頼主の問題解決にあたり、主人公が精神的に成長していく、というストーリー。 主人公が勤める古道具屋は表題どおり栄町にある設定で、一部東京方面への移動もあるが、基本的には神戸近郊で物語は完結する。

作中で主人公自身が語っているせいもあるが、性格が女々しいと感じることが多いかもしれない。これは、おそらくメインターゲット層になるであろう男性読者を意識しての設定ではないだろうか。 ただ、このジャンルの小説を読む層には同世代女性が多いイメージもあるので、そのような女性からは反発を受けそうな設定であるように感じた。この辺りが、先の”ご都合主義”に感じた要因のひとつ。 逆に主人公への感情移入がうまくいけば満足度は高くなると思う。

終わり方は少し物足りない、彼らの今後が気になる終わり方だったが、これくらい余韻が残っているほうがいいのかもしれない。

これから30代を生き抜く私へ – 【書評】30代にしておきたい17のこと

30代を生きる人へのアドバイスを全17章・各3~5節に分けて説明。著者の周囲30代~70代までといった幅広い世代へ「自分が30代のときに言っておきたいこと」といった内容でのアンケート調査もあり、著者の実体験も交えながら解説されている。

「○○代にしておきたい17のこと」「ユダヤ人大富豪の教え」シリーズなども監修した作者による自己啓発書で、著者の実体験に基づいたアドバイスが、平易で分かりやすい言葉でまとめられている。この本が生まれた背景には、上記「20代に~」執筆の折、読者の感想で「30代もまとめて欲しい」といった声が多かったのがある。

私自身、20代のころは迷いに迷った覚えがたくさんあって、「30代になってもこのままなのかな…」という漠然とした不安があった。私の周りの30代の人達はみなすばらしい人たちばかりで、悩まず、まっすぐ生きている気がして「こんなに悩んでいるのは自分だけなのか?」と思ったりもしていた。だけど、案外みんなも私と同じように悩み、迷いながら生きているのかもしれないな…とちょっと気持ちが楽になり、これからの10年を見据えて中長期的に目標設定していく必要性を感じた。

読んで欲しいのはズバリ30代だが、やはり著者も男性なので特に同性のビジネスパーソンにおすすめ。女性は少し立場が違うためあまりしっくりこないところも多いかもしれないが、「親との関わり方」や「自分のお葬式の弔辞を書いてみる」などは具体性があり幅広い層に役に立つだろう。30代というのは新しい命の誕生や、別れの機会が増える時期で、人生にとって良いことも悪いことも、大きな変化が起きやすい年代だと思う。もちろん30代にこだわらず、20代や40代の人にとっても普遍性の高いアドバイスがあるので、一読の価値はある。

本を読み終わっただけで満足していないか – 【書評】読書は「アウトプット」が99%

この本を読んだきっかけ

”毎月、書籍を4冊以上読むこと” 継続的な目標として掲げているが、ただ読書するだけではなく、自分の知識として吸収するためにはどうするのか ? どうすればブログでまとめたりする際に記事をうまく書けるようになるのか ? という問題点が解決したく、その際の情報整理の方法を知りたかった。

本屋で探していると、まさにそのものズバリなタイトルが目につき、この本を手に取った。

この本がどんな本なのか

  • アウトプット方法
  • 多読するには
  • 読書の時間をどう取るのか

などの情報が、著者自身の方法を展開し、メルマガを発行したりといった事例をまとめて、実際のアウトプット方法について実用的にまとまっている。

また「本はとにかく汚すもの」(自分の考えを書き込んだり、メモを書いたりして)といった考えは自分になかったので新しい発見だった。どうしても、本はあまり書き込んだり折ったりせずにていねいに扱うものだと思い込んでいたので。

もちろん、実用書といった本の種類によるが、本の内容を自分に取り込むためにも、もっと書いたりしたほうがいいのだなと感じたので、今後実践していきたい。

どんな人が読むと良いか

  • アウトプットといっても、具体的にどうすればいいのか
  • そもそも本を読む時間がない
  • 多読・速読について知りたい

上記のような悩みを持っている人や、これから読書メモを取っていきたいと考えているような人に特におすすめ。

フォーカル・ポイント – 【書評】生涯を通じた働き方の指針としたい一冊

あなたは、今の働き方に満足していますか?

もし、この問いに 100% 「はい」と答えられない方は、ぜひこの本を読んでみてください。すでに各所でも紹介されていますが、私も自信を持っておすすめする一冊です。

「時間がない」「生産性が上がらない」「賃金が上がらない」――。そういった問題点に、どう対応していくのか。この本はまさに、私にとって生涯を通じた働き方の指針となる一冊になるに違いありません。何度も読み返してしまいます。ぜひ、読んでみてください。

ゆたかな人生が始まる シンプルリスト – 【書評】もっと身軽に生きていくために。

今日は当初の予定がキャンセルになってしまったので、神戸市立図書館に行って本を読もうと思い、ざっと目を通して回っていたのですが、気になったのがこの本でした。

たまたまかもしれませんが、シンプルライフに通じるところがあり、あとで見返してみると Amazon のほしい物リストに入れていた書籍でした。

人生に無駄なことはない。完璧な存在になる必要などない。 ( P.115 – L.2 )

過去の辛い思い出や悲しかった出来事も、決して無駄なことではなかったのだと思うと、この言葉があって非常に救われました。

お気に入りの映画や小説、幸せのモデルの人・ロールモデルになっている人は誰か?

これは自分の好きな人物を知ることで、「その人のようになりたい」という自分の願望に気づくことができる、ということです。私の好きな人物としてそのとき思い当たったのは、「オードリー・ヘプバーン」と「名探偵ホームズ(アニメ)のホームズ」でした。彼・彼女のように、美しく・紳士としてふさわしい所作を身につけたい。

人生という一冊の本の著者 となる。

自分の葬式にはどのような状態であって欲しいか? そこまで考えるのは難しいことですが、そうやって人生の終わりまで考え、そこに向けて何をしていけばいいのかを考えていくことが重要です。

人生の羅針盤 ( P.118 – P.119 )

  • 人生の挫折から抜けだすためのアイデア
  • もう二度としたくないこと

人生の挫折から抜けだすためには、もう二度としたくないことをやらないようにするにはどうしていくかを考え、実行していかなければなりません。

ポジティブな言葉の力を知る ( P.136 )

L.7 「しなければならない」「できない」 → 「したい」「できる」

これは会社の人と話をしていて特に思うのですが…その人は(もちろん悪気がないのはわかっているのですが)「~~しないとあかん」「~~しないといけない」という言い方をよくされて、その度に自分はちょっと嫌な気持ちになってしまいます。なので、私がそういった発言になりそうなときには、上記のようにできるだけ「~~したい」「~~ができるようになりたい」という言い方に変えていけるように意識しています。

失敗や挫折の経験が役に立つ ( P.137 – L.10 )

なぜ寂しいのか ( P.156 ) : 恋愛に関して

「ゴミ箱」行きのリスト ( P.167 ) : 怒りの処理について

幸せになる才能 ( P.174 )

苦しみから学ぶためのリスト ( P.179 )

もし恋人に裏切られたくないなら、裏切られるかもしれないなんて決して想像してはいけません。 ( P.190 – L.7 )

ここは完全にまだ過去が断ち切れていない私の問題点です。詳細は避けますが、過去の問題を未だに引きずっています。そういった未練とか嫉妬といった感情をうまくコントロールしていきたいと考えています。

読み終えて

ただ、これは短い時間で読み込める本ではなさそうですので、きちんと購入して改めて読み返してみたいです。

気になった関連書籍

Journeys of Simplicity – Philip Harnden

上記作品が気になったのですが、英語のものしかないみたいですね…。